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黒島の観光名所
黒島の昔話
「馬どろぼうと大ダコ伝説」
昔、黒島は平戸藩の軍馬の牧草地だったそうです。
ある日の事、馬がいなくなったので馬泥棒を捕まえようと、島の人は牧草地に馬の形をした鉄を高温にして置いておいたのだそうです。
翌日、島の人が牧草地を訪ねると、鉄に巻いて焼けただれた大ダコの姿があったそうです。
馬ドロボウの犯人がなんと、大ダコでした!
面白い昔話として今でも黒島で語り継がれています。
黒島の歴史
隠れキリシタンの島の苦難の歴史
江戸時代、黒島は平戸藩の領地であり御影石の採石地、軍馬の飼育地として
知られていました。
江戸幕府の禁教令によりキリシタン弾圧が行われ、黒島には長崎県外海地方の潜伏キリシタン(隠れキリシタン)が移住しました。
その後、つらい暮らしを強いられながらも、密かに信仰を守って暮らしていました。
1865年、長崎の浦上の信徒がプチジャン神父にキリスト教信仰を告白し
(信徒発見)、その噂を聞き密かに信仰を守っていた黒島のキリシタンが
プチジャン神父に信仰を告白しました。
その後黒島の信徒はカトリックの洗礼を受け、1872年「信仰復活の地」にて初めてミサが行われました。
その黒島天主堂が建立され、今もカトリックの信徒の島民により祈りが捧げられています。
黒島とは
- 場所:長崎県佐世保市黒島町(西海国立公園九十九島の一部)
- 島の周囲:12.5km
- 人口:約600人
- 島の名物:黒島豆腐、ふくれ饅頭、ウニやアワビ・伊勢海老などの海産物
肥沃な赤土から採れた根菜類 - 主な産業:漁業・農業
- 島に交通手段、信号機はありません。
黒島の由来
黒島の由来には、ふたつの説があります。
黒島を海上から見ると樹木が密生して黒く見えたから「黒島」という説と、キリスト教の信者が多く住んでいたため、「クルス島」(クルス…ポルトガル語で十字架)→「クロ島」となったの説もあります。